こんにちは!

東急池上線『洗足池駅』より徒歩2分のところにある『からだらか鍼灸整骨院 洗足池院』ブログ担当の松下です!

 

僕は小学生の時は1年中半袖短パン小僧でした。

そしてしょっちゅう風邪をひいたりおなかを壊したりしていました。

それでも自らの意思で半袖短パンを6年間貫きました。

あれはやせ我慢だったのでしょうか??半袖短パンの民の方がいたらぜひ語り合いたいです。

気温にあった服装で熱中症や冷えには気を付けて体調管理に気をつけましょう!

 


 

 

今回はあまり聞きなれないとは思いますが『翼状肩甲骨』についてお話させていただきます。

 

 

翼状肩甲骨とは

 

肩甲骨の周りの筋の筋力低下や運動麻痺のため、肩甲骨の不安定性が出てしまうことにより

腕を挙上する時に肩甲骨の内側縁が浮き上がり天使や鳥の羽根のように見えるのでこのように呼ばれます。

 

 

◉原因

 

交通事故のような強い衝撃。テニスのサーブやゴルフのクラブスイングのようなスポーツ。

これによって長胸神経という神経が伸張されて麻痺するのが最も多いとされています。

 

長胸神経は前鋸筋という筋肉を動かす神経です。

そして前鋸筋は肩甲骨を肋骨に固定し、肩甲骨を前に引き出す作用があります。

なので長胸神経麻痺があると肩甲骨が浮き出してしまい翼状肩甲骨が引き起こされてしまうんです。

 

また、腕を上げた状態で寝てしまうことにより筋緊張が強まった状態が続き長胸神経が圧迫を受けることによる翼状肩甲骨も多くみられます。

 

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⑴長胸神経                    ⑵前鋸筋

 

他には

副神経の損傷や圧迫による僧帽筋麻痺、肩甲背神経の損傷や圧迫による菱形筋麻痺などにより引き起こされる場合があります。

 

 

◉症状

 

正常な肩では腕を45度以上挙げるときには上腕骨と肩甲骨の間の肩関節だけでなく

肩甲骨と体幹な間の肩甲胸郭関節の動きが必要であり、この2つの連動を肩甲上腕リズムといいます。

 

肩甲胸郭関節は前鋸筋、僧帽筋、菱形筋などの働きで、肩甲骨が肋骨の外側を滑るように移動できるようになっています。

 

翼状肩甲骨ではこの肩甲上腕リズムが崩れることにより正常に腕を上げることができなくなります。(最大で約120度)

 

それにより可動域の低下➡無理な動き➡肩関節周囲炎(五十肩)や肩峰下インピンジメントを引き起こすなどのリスクがあるので早期の治療が求められます。

 

 

 

◉治療

 

神経の麻痺が起きている場合にはまず筋肉による神経の圧迫を取り除きます。

神経が傷ついている場合には鍼治療や超音波などにより疼痛の軽減と損傷の回復を目指します。

 

そして一番大切なのが運動療法です!

神経の麻痺によって起こる拘縮(関節の動かせる範囲の低下)を防ぎ、肩関節の可動域低下を防いでいきます。

 

痛みや重だるさが取れたら治療終了ではなく、その後の生活で正常可動域の低下により痛めてしまうことがないように根本からの改善を目指します。

身体のことでお悩みがある方は是非一度ご相談ください!

 


 

当院では、新型コロナウイルス対策を行っております
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・施術毎の手指消毒、ベッド消毒
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